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「ジェフ・ベゾス 果てなき野望」ブラッド・ストーン

90/100点

内容

インターネットに大きく賭け、買い物や読書の習慣を大きく変えてしまったアマゾン創業者、ジェフ・ベゾス。本書は、その奇才の生い立ちから現在までをベテランジャーナリストが追った物語である。フィナンシャル・タイムズ紙、ゴールドマン・サックス共催ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー2013受賞!

著者プロフィール

ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌のシニアライター。ニューズウィーク誌、ニューヨーク・タイムズ紙などで15年にわたり、アマゾンやシリコンバレー企業について報道してきた。サンフランシスコ在住。ジェフ・ベゾス自身はマスコミ嫌いで有名だが、長年の著者の実績から、本書に関しては、ジェフ・ベゾス自身がアマゾン幹部や親族や友人への取材を許可した。著者は本書のために、300回以上も関係者に取材。ベゾス自身が40年以上音信不通だった実の父も探し当てて話を聞いた。

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アマゾンさん、いつもお世話になっております。
そこの社長さんであるジェフ・ベゾスさんですが、かなりの変人さんだとお聞きしております。

この前、フランスで送料無料をやっちゃダメって「反アマゾン法」が可決されましたね。
さすが人権発祥の地おフランスさんは小さなお店も大切にしてます。
それに対してアマゾンさんは無料がダメなら1ユーロセント(1.3円ぐらい)にしますわ、と鬼の切り返し。たぶん頑張って法令作った皆さんは顔真っ赤にして怒ってらっしゃるんじゃないすかね。

そんな皆様の質問「アマゾン何考えてんの?」への答えはこの本を読めば超わかります。
「正真正銘の顧客第一主義」にこだわる社長と、社長の考え方をトレースできる人材が昇進する会社、それがアマゾン。
半端じゃない離職率ながらも、退職者から仕事への充実感はどこよりもあったと言われる会社、それがアマゾン。

いろんな人に取材して描かれてるので内容がとにかく濃いい。
日本のジャーナリストは本気で見習って欲しいもんです。
読むの大変やったけどものすごく勉強になりました。

【完全ネタバレあり/以下、未読の方はご注意】
ビジネス書でネタバレもクソもないですけど。

最後に、ベゾスの生き別れの父親を突撃訪問して「お宅の息子さんは今超金持ちやで、どんな気持ち?」とかやっちゃう著者はゲスくて面白かった。

あとは、ベゾスが最終的には宇宙を目指してるみたいなことが描かれてたけど、アメリカのこの世代は共通して「星を継ぐもの(ジェイムズ・P・ホーガン)」の影響が見えて興味深い。iPhoneのSIRIとかゾラックそのものやし。

という感じでIT系ビジネスの興隆を学ぶには最高の一冊でございますDEATH。

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