ワイントリップ漫画「神の雫」が連載再開。もっと豪快にトリップしてくれねーかなー。

ワインを呑んでは涙を流し、人の人生を変え、そしてトリップしつづける漫画。それが「神の雫」。ワイン評論家の父の遺言で、父が選んだ12本のワインを数多く当てた方が20億円相当のワインとかの遺産を受け取れる勝負をするはめになった神咲雫。対するは1週間前に養子となった若手ワイン評論家である遠峰一青。ワインを「表現する」というポエマー気質な人の心を直撃するであろうワイン漫画だが、バトル料理漫画の系譜に繋がるため、超ウマイ時にはそれワインじゃないですよね的にトリップしてしまう面白さがある。

f:id:shikakuu:20150529182057j:plain

青年誌とは思えぬ無駄なイケメンっぷりであり、すかしっぷりである。この語尾の「っス」にワインかぶれ感を感じるぜ。
f:id:shikakuu:20150529182133j:plain

前章となる「神の雫」では父が選んだワインの使徒12本が出揃い、今回からの章ではその上にある「神の雫」と呼ぶ1本のワインを探すことになる。そして記念すべき新スタートでのトリップがこちら。
f:id:shikakuu:20150529182218j:plain
f:id:shikakuu:20150529182227j:plain
いまいちなトリップだわー。1回目なんだからもっとさーどっぷりと逝って欲しかったよね。

この漫画は超高級ワインがバンバン出てくるので貧乏人からすると一生飲めねーし、たぶん呑んでも苦いとかしか言えねーよって話なわけですが、主人公達がワインを呑んでは逝ってる姿を生暖かく見守るのが正解かと思いますねん。でもバトル料理漫画としてしっかりした骨格があるので単純に面白く読めるので、どうせシャレオツ漫画だろって敬遠してるひとも一度斜めから読む姿勢で試してみる価値はあると思いますわ。

あー、あとついでに書いときますけど、この連載再開の前にモーニングで掲載していた「怪盗ルヴァン」について褒めるところがないクソ漫画なので手を出さないのが吉かと思いますん。

おしまい。

神の雫(1)

神の雫(1)

怪盗ルヴァン(1) (モーニング KC)

怪盗ルヴァン(1) (モーニング KC)

スポンサーリンク