「北北西に曇と往け」という珍妙なタイトルの入江亜季先生の新作はイケメンBOYが探偵するだけじゃない良い漫画だよ

入江亜季先生の新作は「車と話ができる」という少し不思議な能力を持つ青年の物語。「乱と灰色の世界」の完結からもう2年ですか。そうですか。時間が経つのは早いものですね。
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群青学舎」でキラキラした漫画の世界を見せてくれていた入江先生ですが「乱と灰色の世界」では少しトーンダウンというか上手いんだけど何か暗いお話になっていた印象でしたね。

今作では土や草や風の匂いがするようで、そしてやっぱり若干陰りがある雰囲気はあります。まあその『陰』の部分が先生の魅力ではあるんですがね。

ストーリー的には、アイスランドで探偵業をするイケメン青年の日常譚なんて読みたくねーよ。と思っていたら後半に登場する弟くんがいいキャラしてそうで盛り上がりそうだなあと思った次第です。

とにかく入江先生の魅力は画力と構図力。草木や風の描き方が独特ですごく素敵。ストーリーは重視せずまずは画の魅力から入るのもアリですよね。

次の巻も出たら買うけど、次出るの10ヶ月後とかだぜ。まあ気長に待って数年後にまとめて読み返すのが良いかもしれない作品ですね。

 

群青学舎 一巻 (HARTA COMIX)
 

 

 

 

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