「補助隊モズクス」は高い残虐性とキモいキャラが活躍する高いポテンシャルを秘めた作品だったのにあっさりと終了させてしまった高田築先生。もっと引っ張ればよかったのにと思う反面、あれ以上は続けても人気が出るとも思えないというシビアな判断があったんじゃないかと妄想しております。で、その高田築先生が今月からハルタにて新連載「ひとふとみ」をスタート。
貧乏女子高生・小林三咲と、モテ男・瀬野一、そして厳格な教師・二反田蝶子の学園ドラマという説明なんだけど、相変わらずクセが強いストーリーで1話目では方向性が全く見えない。ちなみに作品名の「ひとふとみ」は主人公たちの名前から数字を一文字づつとったぽいけど何か意味があるのかないのか…。たぶん、ないよね。
で、貧乏女子高生・小林三咲は頭も悪くドン臭いという周りにいるとイライラさせられるタイプの女子。それをモテ男・瀬野一がフォローするってんだけど、その動機がいまいちはっきりしない。さらに厳格な教師・二反田蝶子ってのが出てくるんだけど(上の身体が一番大きいやつな)単に意地悪な教師としか見えない。クラスで一番テストの点が悪いやつはおでこに点数を書かれる、という変なルールを作る教師なので厳格というよりただの嫌なやつでしかない。
うーーん。高田先生なので普通の恋愛ドラマにはならないとは信じているけど、1話目は正直そんなに面白くない。共感できる登場人物がいないんだよな。まあモズクスも最初はそんな感じだったけどもう一段階ほどギアを上げてもらわないと読むのがだるくなりそうです。せめて2話目ではこの物語がどこに向かうのかを見せて欲しいなあとファンは思う次第です。堀北真希のドラマ「野ブタをプロデュース」に近い印象を1話目からは受けましたが、さあ今後いかに。盛り上がっていく…かなあ。
おしまい。

補助隊モズクス 1<補助隊モズクス> (ビームコミックス(ハルタ))
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