~煌めく変態の世界~野田サトル先生の『ゴールデンカムイ』に登場する変態さん達のまとめ
みんな大好きだよね野田サトル先生の「ゴールデンカムイ」だよ!
いろいろな変態が出てきたけど、全員思い出せるかい?!
俺はね、思い出せなかったよ!
だから今回は「ゴールデンカムイ」の11巻までに登場する変態さん達をまとめてみたよね。
さあ、みんなも一緒にめくるめく変態の世界へ行ってみよっ!
※ネタバレ多数のため未読の方は見ないように
ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 野田サトル
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/02/19
- メディア: Kindle版
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【変態Fine No.1】辺見 和雄(へんみ かずお)
【登場巻】4巻・5巻
【変態度】★★☆
【変態内容】人の命の重さなどまったく感じない殺人狂であり死にたがり。絶望的な状況で殺されたい、という夢を持っている。子供の頃に弟が目の前で猪に殺されたトラウマが原因で、自分も「必死で抵抗しながらも殺されてしまう」という死に様を目指している。
【結末】杉元と煌めきあっている最中に浜辺でシャチに襲われて死亡。その後、船の上で皮膚を剥がされて、身体は海に捨てられた模様。
【変態Fine No.2】家永 カノ(いえなが かの)
【登場巻】6巻~
【変態度】★★☆
【変態内容】美女の姿をしているが実際はじじい。『同物同治(どうぶつどうち)』という身体の不調な部分を治すには、食材となる動物の同じ部位を食べるのが良い、という考え方を人間で実践する変態。要は人肉食をして女装&若作りをしている変態じじい。
【結末】ホテルを経営し、宿泊客を襲っては『同物同治(どうぶつどうち)』を実践していたが、牛山と杉元たちが偶然泊まりに来てしまい宿は大爆破。牛山に気に入られ土方歳三の仲間になる。
【変態Fine No.3&No.4】中沢 達也(なかざわ たつや)・若山 輝一郎(わかやま きいちろう)
【登場巻】7巻
【変態度】★★★
【変態内容】ヤクザの親分(若山輝一郎)と子分(中沢達也)であり恋人同士のゲイカップル。競馬の八百長を反故にした杉元一行に差し向けられた刺客コンビ。だが親分の浮気に怒る中沢達也の裏切りにより、杉元たちにバレてしまう。露骨な変態度は低いものの、下品な乳首だとか、白石に欲情するだとか品のない言動により変態ファイル入り決定。
【結末】ヒグマに襲われた姫(中沢達也)を助けようとして親分・子分ともに死亡。純愛っぽく手を繋いで死ぬ。その後、親分は元囚人だったため杉元に皮を剥がれる。
【変態Fine No.5】江渡貝 弥作(えどがい やさく)
【登場巻】8巻
【変態度】★★★★☆
【変態内容】剥製職人。墓場から新鮮な死体を攫っては剥製化している。人間の皮を使って奇妙な服を作って喜ぶ変態。かなりの変態。入墨人皮の偽物を作ってもらうためやってきた鶴見中尉に人間剥製の完成度の高さを褒められ有頂天になる。鶴見中尉のために喜んで入墨人皮の偽物を作る。
【変態性】何よりも鶴見中尉に唆されて開催された江渡貝ファッションショーがやばい。これはやばい。漫画の歴史上でもトップクラスの狂いっぷり。エド・ゲインもびっくりの人間の皮の服のファッションショーである。その後、ニセ入墨人皮を狙う尾形から逃げる途中で坑道爆発に合い、土砂の下敷きとなり死亡。亡くすには惜しいキャラである。
いったい何なんだこのファッションショーは。何度読んでも理解できない。根底にある嫌悪感を覆い隠すポップさの匙加減のうまさが野田先生の凄さなんだとは思うが。。
【変態Fine No.6】姉畑 支遁(あねはた しとん)
【登場巻】11巻
【変態度】★★★★☆
【変態内容】自称動植物学者。元囚人で入墨人皮のひとり。動物を愛し、心から動物を理解したいという欲求のために、獣姦しては賢者タイムに殺してしまう変態。獣だけでなく木すら犯す本当の猛者。最終目標はヒグマのレイプ。このキャラはシートン動物記を書いたイギリスの動物学者アーネスト・トンプソン・シートン先生に見た目が似ているけど、あくまでもこれは支遁(しとん)さんだから。
【結末】ヒグマとのセックスを果たし、腹上死する。その後、杉元に皮膚を剥がれ安らかに埋葬される。とにかく動物を犯しては殺すという残虐さと変態度を持つキャラだが、相手が動物なだけにどこか愛されキャラ的な扱いを受けている。
話が進むに連れて変態度が上がっていく。
でももっと素晴らしい変態が出て来る可能性がまだまだあるよね!!
そして、最後におまけでラッコ鍋編も足しておきますね。
これも変態のお祭りみたいなもんだし。
最近は何故かゲイサービスが増えていてソワソワしちゃう御仁も多いんじゃないですか!知らんけど。
【変態Fine 番外編】ラッコ鍋
食べると欲情すると言われるラッコを鍋にして食べちゃったからさあ大変。男ばかりで欲情するとかほんと大惨事だよね。
このラッコ編・・・いったい何やねん、である。
面白いことは間違いないんだけどね!
まあ、こうやって変態をまとめてみると意外にも初期は変態度が低い。
辺見の登場まではアイヌの文化を混ぜた一風変わったアクション漫画だったのに、辺見の登場から一変している。
アクション・アイヌ文化の2本柱に、変態が加わった三本柱となって唯一無二の存在感ある漫画に変貌したよねこれ。
まあ、まだまだ終わりそうにないので今後にも大きな期待だよ。
次はどんな変態が出てくるのやら。
おしまい。
- 作者: 野田サトル
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/08/18
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