青野春秋先生の新作「花束をください」は花束と無縁の人生を歩むクズい私たちが共感できるクズ漫画です♡

人性で花束貰ったことあります?無いですよね。ね?そんな輝かしい人生の記憶はまったくない。

スピリッツ誌上で「100万円の女たち」を描き上げ(私に)絶賛されまくっていた青野春秋先生の新作「花束をください」は花束とは無縁の腐れ自殺志願者の二人が主人公。

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若者とおっさんが首吊りしようとして出会うところからスタート。青野作品に一貫して流れる倦怠感は健在で、ものさしを使わずに描かれたヒョロヒョロとした建物や家具の中で、ダルい空気のストーリーが進行する。すごく面白い。

http://www.gentosha-comics.net/story/cat2875.html

 

そして青野先生は全くもって絵が上手くない(一般的な絵師さん基準で)んだけど、描く女はどれも可愛い。なんだろうね不思議だよね。すごく魅力的なキャラを描くよね。

 

でも連載先がバーズ!???え?バーズ?まだ生き残ってたのバーズ?
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冬目景いくえみ綾!月子!頑張っているような気がするよバーズ。しかしなあ、青野さんなら今のヤンジャンに載ってもトップクラスに面白いのに。もったいない。

 

一巻の最後でおっさんはアレに立候補するんだけど、クズはどこまでいってもクズだからクズなんだよってことを改めて世に知らしめて頂きたいなあとか妄想しておりました。

 

おしまい。

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