大好きな黒川博行氏が、6回目のノミネートにして直木賞をようやく受賞です。
ぷぷぷ、無名・新人及び中堅作家に与えられる賞ですよ!
もう御年65歳、作家人生30年のベテラン作家にえらいもんですわ。
今回の選考委員は、浅田次郎、阿刀田高、伊集院静、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、東野圭吾、宮城谷昌光、宮部みゆきの10名。売れっ子先生たちによる上から目線の賞ですわな。
この中では唯一、高村薫氏だけは好きです。最近の作品はいまいちですが。
黒川氏のインタビューはこちら。
ウェットに富んだ大人な対応で頭が下がります。
【直木賞会見】黒川博行さん「遊んでもらってありがとう」+(1/4ページ) - MSN産経ニュース
直木賞での黒川氏の軌跡はこちらのサイトが詳しく。
田辺聖子〔選考委員〕VS 黒川博行〔候補者〕…受賞できなかった作品も、大切に評するお人柄。: 直木賞のすべて 余聞と余分
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85/100
内容
映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪した詐欺師を追い、邪魔なゴロツキふたりを病院送りにした桑原だったが、なんと相手は本家筋の構成員だった。組同士の込みあいに発展した修羅場で、ついに桑原も進退窮まり、生き残りを賭けた大勝負に出るが―!?疫病神コンビVS詐欺師VS本家筋。予想を裏切る展開の連続で悪党たちがシノギを削る大人気ハードボイルド・シリーズの最高到達点!!
著者プロフィール
1949年3月4日愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年、『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作。86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞。96年、「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞
今回受賞の「破門」は文句なしのエンターテイメント小説!
疫病神シリーズ第五弾なので、初めての方は第一弾の「疫病神」から読みましょう。
大阪でヤクザと自営業のおっさんが金儲けをするために這いずりまわる話です。
とりあえず、おめでとうございました!
どかんと売れて、マカオでスって、もっとおもろい本を書いてくださいまし。