『もやしもん』『純潔のマリア』に続く石川雅之先生の新作は『惑わない星』!モーニング・ツーで掲載スタートしたよね。
アシスタントを使わない(という噂の)石川先生は必然的に遅筆な訳ですが、リニューアルした月刊誌「モーニング・ツー」の看板として還ってまいりました。わーわーおめでとー。
たぶん今月末にはWEBでも読めるようになると思われる公式サイト。morning.moae.jp
主人公のS沢3国さん。普通のおっさんであります。お仕事は他の惑星へのお手紙送信業務だそうですが出社1分程度で完了の模様。
そして地球上はこんな様子。荒れ果てて人が住めないというデストピア系でスタート。
んでS沢さんのところに外から生身の女性がやってきた、という流れ。いつもの石川先生の描く女子でございますよ!
そーして最後にまたまた謎の女性が登場で1話目おしまい。ここまでで男性はS沢さん一人に対して、女性が3名のハーレムっぷり。ええのう。そしてフォボスとダイモスと呼ばれるオリゼー達にそっくりなやつらも登場だ。
大丈夫か、石川先生!1話目では何の話かさっぱり解らないぞ!そして面白いかどうかの判断もできないじゃないか。ぶっちゃけこれが石川先生じゃなかったら続きは別に気にならないってのが正直な感想。でもここからがある、と信じたいのがファン心理というもの。しかしSFものは描くのが大変そうですよ、先生。休載してもいいから身体には気をつけて下さい、本当に。
おしまい。
- 作者: 石川雅之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/05/23
- メディア: コミック
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- 作者: 石川雅之
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ワイントリップ漫画「神の雫」が連載再開。もっと豪快にトリップしてくれねーかなー。
ワインを呑んでは涙を流し、人の人生を変え、そしてトリップしつづける漫画。それが「神の雫」。ワイン評論家の父の遺言で、父が選んだ12本のワインを数多く当てた方が20億円相当のワインとかの遺産を受け取れる勝負をするはめになった神咲雫。対するは1週間前に養子となった若手ワイン評論家である遠峰一青。ワインを「表現する」というポエマー気質な人の心を直撃するであろうワイン漫画だが、バトル料理漫画の系譜に繋がるため、超ウマイ時にはそれワインじゃないですよね的にトリップしてしまう面白さがある。
青年誌とは思えぬ無駄なイケメンっぷりであり、すかしっぷりである。この語尾の「っス」にワインかぶれ感を感じるぜ。
前章となる「神の雫」では父が選んだワインの使徒12本が出揃い、今回からの章ではその上にある「神の雫」と呼ぶ1本のワインを探すことになる。そして記念すべき新スタートでのトリップがこちら。
いまいちなトリップだわー。1回目なんだからもっとさーどっぷりと逝って欲しかったよね。
この漫画は超高級ワインがバンバン出てくるので貧乏人からすると一生飲めねーし、たぶん呑んでも苦いとかしか言えねーよって話なわけですが、主人公達がワインを呑んでは逝ってる姿を生暖かく見守るのが正解かと思いますねん。でもバトル料理漫画としてしっかりした骨格があるので単純に面白く読めるので、どうせシャレオツ漫画だろって敬遠してるひとも一度斜めから読む姿勢で試してみる価値はあると思いますわ。
あー、あとついでに書いときますけど、この連載再開の前にモーニングで掲載していた「怪盗ルヴァン」について褒めるところがないクソ漫画なので手を出さないのが吉かと思いますん。
おしまい。
- 作者: 亜樹直,オキモト・シュウ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
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- 作者: オキモト・シュウ,亜樹直
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/05/22
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ブラクロが2番目に掲載された週刊ジャンプ。編集部の激推しに答えられるかここらが分水嶺なんじゃねーかと思いますん。
すごーく久しぶりにブラクロが上位に掲載された今週。ブラクロの最初の7Pがあまりに酷いと思うのは俺が歳だからですかね。よくわからない先輩が主人公のおかげでトラウマを乗り越えるんだけど、作者がどこかで読んで感動した流れを再現したようなあまりに薄い話すぎませんかね。
ほんでレディ・ジャスティスの今週は裸は控えめ。しかもコスチュームの完成で今後はよりエロ度が下がるのは間違いなし。
このメガネに言わせてるけど今後は服が破れにくくなるようですよ!エロ度が下がると合わせて掲載順も下がりそうな雰囲気がむんむんしておりますな。
背筋をピン!とは本当に真面目に展開中でまだ登場人物の紹介中。そしていよいよ部活動のスタート。そう、まずは練習から。いいですか皆さん、練習や修業なくして主人公が強くなってはいけないのですよ!!
今週のジャンプの印象はこんなもの。うすいなー。買って読むワクワク感が少ない今週。ちなみに今はヤングマガジンが激アツです。また書きます。
おしまい。
非エロ・ロリギャグ漫画の金字塔「ラブやん」が15年の連載に完結。田丸先生お疲れ様でした。
「ラブやん」は読むたびにそこ突っ込んでもいーんすかって思ったものです。時代も変わってまもなく児童ポルノ保護法の改正により単純所持が禁止される時代になるわけですが、ストーリー的にも時代の流れ的にも終わるのが自然なんでしょうね。
最終話は5/25発売のアフタヌーンで読めるのでぜひぜひ。
先生直筆の最終回告知も出ております。
15年なんとか完走しました。カズフサが熟女好きとか改変OKなので、
アニメ方面の方からのご連絡お待ちしております(・`ω´・)最後まで読んで下さった皆様ホントありがとうございますhttp://t.co/SZjO4c3eei【田丸浩史】 pic.twitter.com/gD6bOcMWMw
— 甲冑娘 (@kacchu_musume) 2015, 5月 25
この後はネタバレあるよー。
続きを読む沙村先生の新作「波よ聞いてくれ」の1巻が発売でござる。ラジオと恋愛の話ながらも恋愛成分は1%の愉快な漫画です。
前に書いたエントリーはこれ。連載開始時のやつですな。arehasouhigashinosorani.hatenablog.jp
ようやく1巻が発売されましたもんでウキウキなわけですけど内容はまあ読めばいいじゃんって思います。ここから試し読みもできるし買って損はござーせん。afternoon.moae.jp
さーてさてさて、で、巻末で沙村先生のあとがきが載っているんだけどファンからするとこういうのが嬉しいなーと。買う人のためにここは画像は載せないけどね。この漫画のコンセプトは「ラジオと恋愛」そして「人の死なない漫画」だそうで、「いい歳なんだからエログロとかパロディとか控えないと・・・という強迫観念の結晶がこの漫画」とおっしゃっております。
少し前に岸本斉史×沙村広明の対談でも似たような発言をしておられますね。これです。
いや、俺はね、今は子どもがいないんですけど、もしこの先子どもができてある程度の歳になったら、もう自分のゲスな書棚とか丸ごと燃やして焚書ですよ。「こんなもん読んでちゃダメだ!」って(笑)。
でも、それもいいと思うんです。若い読者の方は刺激的だったりインモラルだったり倒錯的だったりするものに憧れるところがあるじゃないですか。で、俺に将来的に子どもができて性格が丸くなって、牙を抜かれたようなマンガを描くようになったら、たぶん若い読者からは「ああ、沙村は結婚してすっかりダメになっちまったな」みたいなことを言われるんだけど、今度はお子さんを持っている読者が共感するものがあると思うんです。
(対談の後編より)
[前編]岸本斉史×沙村広明対談
[中編]岸本斉史×沙村広明対談
[後編]岸本斉史×沙村広明対談
というわけで、まさにそうで、子供が出来たり歳をとったりすることであまり刺激的なものを求めなくなっていく。具体的に言うとビッグコミックが面白くなってくる。そう、ビッグコミックを立ち読みして面白いと感じた時、その時ひとは大人になっているのですよ。…とにかく「波よ聞いてくれ」は面白い。そして初版発行部数が恐らく少ない。どの書店でも平積みになっていないもの。だから場末の漫画ブログとして声を大にして言おう。みんな、買うべし。
おしまい。
- 作者: 沙村広明
- 出版社/メーカー: 講談社
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デビリーマンの新連載を吹き飛ばすべくレディ・ジャスティスがエロ街道まっしぐら!!内容はともかく今週はレディ・ジャスティスが一等賞!
新しく始まった「デビリーマン/福田健太郎」は小学生をターゲットに絞っているもののキャラデザが少し甘い。悪魔の出落ち感がはんぱない。そんな今週のジャンプの話題はこれしかないでしょう。言葉はいらねえ、とにかく脱いで脱いで脱いでおります。全力でエロに走るこの姿勢は美しい。ではご覧いただきましょう。萩野ケンで「レディ・ジャスティス」。
いかがでしたか?ここまで清々しく脱いでくれると文句なぞあるわけないですよね。ストーリーなんかどうでも良い、1Pで裸を何回見せるねん、と。画が下手とかどーでもよくなりますよねー。
続きまして「背筋をピン!と」からの1枚。メアド交換のシーンですが今週はこれだけでいいんじゃないすかね。感情を画だけで表現できているから技術力を感じますよね。この作品は長く続くと良いなー。
そしてそして登場人物の名前がまったく覚えられない漫画「ブラック・クローバー」。再びじりじりと順位が下がり中。今ひとつ突き抜けない原因は何でしょうねこれ。とりあえずキャラクターがテンプレ過ぎて個性がないとか展開が早過ぎるとか魔法の名前がダサいとかクサすのは簡単なんだけど、やっぱり主人公への愛情が沸かないってのが問題なんじゃねーかと思うです。
例えば、ファンタジー漫画の頂点にある「ベルセルク」と比べて主人公の虐められ度が低すぎるでしょ。まあガッツさんは彼女を寝取られたり生贄にされたりと桁が違うわけですが、それに比して読者の感情移入っぷりも上がるわけです。この「ブラック・クローバー」も主人公がもう少し悩んだほうが、主人公への興味が沸くってもんです。いまはね、主人公どーでも良いもんね。
というのが今週の目立ったところ。
ワンピースはギア4が時間切れで煮え切らず、暗殺教室は殺センセーがあの姿になった理由が明らかになるも若干の無理を感じつつ。ヒロアカはサブキャラ祭り進行中で今後への布石中ってところ。そしてワールドトリガーはそろそろ派手な展開をしないと模擬戦ばかりで食傷気味よ。という今週でございました。
おしまい。
高田築が「補助隊モズクス」の次に描くのは学園青春ストーリー?新連載「ひとふとみ」がハルタで掲載開始!
「補助隊モズクス」は高い残虐性とキモいキャラが活躍する高いポテンシャルを秘めた作品だったのにあっさりと終了させてしまった高田築先生。もっと引っ張ればよかったのにと思う反面、あれ以上は続けても人気が出るとも思えないというシビアな判断があったんじゃないかと妄想しております。で、その高田築先生が今月からハルタにて新連載「ひとふとみ」をスタート。
貧乏女子高生・小林三咲と、モテ男・瀬野一、そして厳格な教師・二反田蝶子の学園ドラマという説明なんだけど、相変わらずクセが強いストーリーで1話目では方向性が全く見えない。ちなみに作品名の「ひとふとみ」は主人公たちの名前から数字を一文字づつとったぽいけど何か意味があるのかないのか…。たぶん、ないよね。
で、貧乏女子高生・小林三咲は頭も悪くドン臭いという周りにいるとイライラさせられるタイプの女子。それをモテ男・瀬野一がフォローするってんだけど、その動機がいまいちはっきりしない。さらに厳格な教師・二反田蝶子ってのが出てくるんだけど(上の身体が一番大きいやつな)単に意地悪な教師としか見えない。クラスで一番テストの点が悪いやつはおでこに点数を書かれる、という変なルールを作る教師なので厳格というよりただの嫌なやつでしかない。
うーーん。高田先生なので普通の恋愛ドラマにはならないとは信じているけど、1話目は正直そんなに面白くない。共感できる登場人物がいないんだよな。まあモズクスも最初はそんな感じだったけどもう一段階ほどギアを上げてもらわないと読むのがだるくなりそうです。せめて2話目ではこの物語がどこに向かうのかを見せて欲しいなあとファンは思う次第です。堀北真希のドラマ「野ブタをプロデュース」に近い印象を1話目からは受けましたが、さあ今後いかに。盛り上がっていく…かなあ。
おしまい。
補助隊モズクス 1<補助隊モズクス> (ビームコミックス(ハルタ))
- 作者: 高田築
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