1万冊のマンガを読んだ俺が選ぶ2017年ベスト漫画30作品!

この記事を書いている途中に、そういえば「このマンガがすごい!2018」のランキングって今年はどうなんだろうと見てしまった。
でもご安心を。あまりかぶっておりません。
それは自分の感覚が世俗から浮いてしまっているからだろうし、老化によるモウロクした脳ミソではほんわかした作品を読む気力と糖分が足りないに違いない。
そもそも、すでに2018年に入って3週間目で出遅れも甚だしいし、今さらベストなんてやんなよ時期遅れだろって話です。
でも空気なんて読まないし、スマホでポチポチ面白かった作品をまとめてたらすげえ時間経ってしまったから仕方ない。
今年はこんな感じの作品を楽しんでいましたよ。
10位以降は酔っ払って適当にランク付けしたからほぼ横一列みたいに考えてもらえれば、です。
(※30位以外。30位だけは30位)

第1位 青野くんに触りたいから死にたい

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今年一番といえば迷わずこれでしょう。
初めて出来た彼氏が死んじゃって幽霊になる話で、ラブコメかと思いきや後ろから刺されるような怖さがいきなりやってくる。
霊を舐めてんじゃねえですよって作者の声が耳元でガンガンする。こえええ。
買って損なしの一冊。いや、2巻まで出てるから損のない2冊だよこいつあ。

第2位 ムシヌユン

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狂気とカオスの漫画、それがムシヌユン。
虫とセックスすると、虫が爆死します。射精の勢いで。いまマジで。
そんなムシヌユンもいよいよ物語は終盤へ。
今年は非常に読み甲斐があったですね☆

ムシヌユン (1) (ビッグコミックス)

ムシヌユン (1) (ビッグコミックス)

  • 作者:都留 泰作
  • 発売日: 2014/07/30
  • メディア: コミック

第3位 BEASTAES

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うさぎが正常位でセックスする漫画だから読めと言われて読んだ漫画。
正直なところ2巻ぐらいまでの演劇が続くシーンはつまらない。
だがしかしだね。うさぎが鹿と正常位でセックスするあたりからグッと面白くなる。我慢だよ諸君。
しかしこんな作品がなぜチャンピオンから出たのか不思議だったが板垣恵介先生の娘と聞いて納得。

BEASTARS 1 (少年チャンピオン・コミックス)

BEASTARS 1 (少年チャンピオン・コミックス)

  • 作者:板垣巴留
  • 発売日: 2017/01/06
  • メディア: Kindle版

第4位 舞妓さんちのまかないさん

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細やかで繊細なタッチの画と優しいストーリーが身に染みる。
舞妓さんの家の食事担当のお話という地味さが良い。心地よい。
舞妓の裏話も面白いが、舞妓になれなかった主人公が淡々と食事を作るのがしみじみ良い。
キヨちゃん!超がんばって!!となる。いや、特に何も起こらないんだけでも。

第5位 パラレルパラダイス

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正直なところこんなエロ漫画を5位にするなんて恥ずかしい。
そしてこんなエロ漫画を掲載してるヤングマガジンもほんと恥ずかしい雑誌だよ。
なんせ触るだけで女子が発情してやりまくりの世界だぜ?
でも心を素直にすると、すごく面白い。見境なくセックスしまくるだけなのに面白い。
こんなクズい漫画は思いついても描けないよ。しかも岡本倫先生はもうベテランだぜ?クレイジー!(褒め言葉)

第6位 BLUE GIANT SUPREME

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衝撃の結末となった国内編を完結させて、いよいよ海外武者修行の旅に出た大。
相変わらずの芯の強さで、ドイツ人をサックスでメッタ斬り。
安定の面白さはもちろんだが、さらにクセが強いメンバーを集めてバンドを組んで、ここからですよ。本当にずっと面白いすごい漫画だよ。

第7位 進撃の巨人

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22巻で一旦すべての謎が明かされた訳ですが。が。
途中までしか読んでない人も多いんじゃないすか?
今ですよ、一気に読むべきタイミングは!!今年の展開は熱かったねえ。

進撃の巨人(24) (講談社コミックス)

進撃の巨人(24) (講談社コミックス)

  • 作者:諫山 創
  • 発売日: 2017/12/08
  • メディア: コミック

第8位 社畜! 修羅コーサク

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東京から墓多〈ハカタ〉に左遷〈トバ〉されたサラリーマンが主人公。
初めて読んだ時の衝撃がすさまじかった。
個人的にはバランス釜の使い方をファク山さんに教えてもらうところで心を掴まれた。
そもそもバランス釜ってなんやねん、ですよ。
少し前に話題になった「坂本ですが?」の上位互換と言っていい。

yanmaga.jp


第9位 マイホームヒーロー

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主人公が娘の彼氏を殺した挙句に、完全犯罪をするために死体を風呂場で煮込んで溶かしてしまうとかやりすぎ。
「僕達がやりました」で同情できる犯罪者なら主人公にできるってことを学んだヤンマガのぶっこみ作品ですね。
初めにハードルを上げてモラルを振り切ってしまえば、後は好き放題しても苦情来ないと踏んだんだろ。
主人公がずっとピンチですごく可哀想な作品。

第10位 ロッタレイン

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なんせ主人公が終始こんな顔をしている。ずっとテンパりすぎ。
30過ぎの男と、実父の再婚相手の連れ子13歳との禁断の恋。
血は繋がっていないとは言え義兄妹の恋物語であり、13歳相手のロリコン漫画である。
とにかく主人公のメンタルが不安定で読んでいるこちらも不安になる。
しかもロリの近親相姦(やってないけど)てアウトもいいとこの大アウトである。

ロッタレイン(1) (ビッグコミックス)

ロッタレイン(1) (ビッグコミックス)

  • 作者:松本剛
  • 発売日: 2017/08/10
  • メディア: Kindle版

第11位 先生の白い嘘

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少し前に話題になったこの漫画も無事完結!
最後まできっちりまとめて面白かったね。
しかしレイプしてセフレにするってどんなスキルやねん、って話ですよ。

先生の白い嘘(8) (モーニングコミックス)

先生の白い嘘(8) (モーニングコミックス)

  • 作者:鳥飼茜
  • 発売日: 2017/10/23
  • メディア: Kindle版

第12位 ゴールデンカムイ

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凄かったよね、姉畑支遁の変態っぷりが。
この作品もテンションがまったく落ちない。
そしてストーリーはザクザク進むから楽しく読んでました。

第13位 発症区

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打ち切りになってしまってすごく悲しい一作。
バイオレンス度とエグみが強いけど、実はしっかり芯の入った超能力バトル漫画。
若干だけど画が下手なのが人気が出なかった要因か。悲しい。

発症区(3) (アフタヌーンコミックス)

発症区(3) (アフタヌーンコミックス)

  • 作者:いとまん
  • 発売日: 2017/10/23
  • メディア: Kindle版

第14位 おやすみカラスまた来てね。

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いくえみ綾先生はいいよね。すごくいい。
どれもいいんだけど、今作もいつものノリですごくいいんです。
なんだろうね、変わらぬ作風なのに毎回おもしろいのは。

第15位 昭和天皇物語

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昭和天皇を題材にするってそれだけで凄い。
まあ能條先生だからできるんだろうが。
まだ始まったばかりで幼少期の話だが、圧がすごい。
これで開戦間際や戦時中の話になるとどうなるんだろうかと期待しかしていない。

第16位 キングダム

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40巻を超えて秦軍がようやく中華統一戦争をスタート。
むしろここからが本番でしかなく、今までの国内戦争なんて序章ですよね、40巻あるけど。
こっからは原先生の寿命が尽きるのが先か完結するのが先かという長期戦の予感です。
登場人物が増えて物語のスケールが拡大するにつれて主人公の登場率が下がるわけですが、トータルで面白ければなんでも良い。
ある意味で現代の横山光輝先生と仰ぎながら今後に期待です。でも画力なら圧倒的に原先生の勝ちですね!

キングダム 48 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

キングダム 48 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者:原泰久
  • 発売日: 2017/11/17
  • メディア: Kindle版

第17位 DAYS

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全国制覇を目標に熱い展開が続くサッカー漫画。
細い線とは裏腹に、つくしちゃんの成長がチームを勝利させる努力熱血型スポ根なのも良い。
今の梁山戦はボコボコにされてからの怪物水樹がヤバい。熱いよ!

第18位 カラダ探し

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ようやく身体のパーツを全部揃えたぜと思ったら2周めに突入して膝を付いた諸兄も多いんじゃないでしょうか。
物語はようやく2週目が完結し、謎が若干明らかになったようななってないような。
ホラー系スプラッタ謎解き系の良作。
ただ2週目のカラダを探されているお前はいったい誰やねん、である。そこはストーリーに絡めて欲しかったよね。
というところで今年からは3週目の「解」編へ突入です。

第19位 ROUTE END

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死体清掃業×バラバラ殺人犯の漫画。
人の裏の面に焦点を当てた不穏な空気感が漂ういい漫画。
死体掃除をする前に現場でセックスするカップルの従業員がいい味を出している。
しかし犯人もノリノリで連続で殺し過ぎだろうと思ったりもするけど、現実に3ヶ月で9人殺すような犯罪者が出るわけで現実は漫画よりも奇なりってやつですね。

ROUTE END 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ROUTE END 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者:中川海二
  • 発売日: 2017/06/02
  • メディア: Kindle版

第20位 ダーリンは71歳

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西原理恵子先生は高須先生という最強のパートナーとネタ元を手に入れてすげーな、という漫画。
高須先生の私生活を暴露しまくりエンターテイメントに仕上げる豪腕。
そしてTwitterで暴走する高須先生のストッパーとなる西原先生。素敵ですよね。

ダーリンは71歳

ダーリンは71歳

第21位 ゴールデンゴールド

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本当はもっと上位でいいんだけど、ここからもっと面白くなる気しかしないのでこの順位。
おばあちゃんとか福の神の信者が皆おなじ顔になってきて盛り上がってまいりましたよ!
物語がどこに転がっていくのか楽しみですが、冒頭で出てきた過去の侍のシーンからして、現代でも血塗れ事件が起こるんでしょうな!

第22位 魔法少女・オブ・ジ・エンド&魔法少女サイト

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絶対に出落ちだろうと思っていた「魔法少女・オブ・ジ・エンド」が大円満完結。
かなりの無理目なストーリーながらも勢いで突破したのは凄い。
スプラッタ要素があるので無理なひともいるだろうが、勢いで読んでしまえる疾走感がある。
ついでも「魔法少女サイト」も面白いから読めばいい。
最近の少年チャンピオンはなかなか面白い。
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第23位 宇宙兄弟

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丁寧に堅実に少しずつ進めてきたストーリーも、ようやくムッタが月面に到着し胸熱よ。
映画化され知名度が上がっても漫画の進行速度は変わらない。
いつかムッタが火星に行くのはいつになるやらだけど、その時をすごく楽しみにしている。

宇宙兄弟(32) (モーニングKC) (モーニング KC)

宇宙兄弟(32) (モーニングKC) (モーニング KC)

  • 作者:小山 宙哉
  • 発売日: 2017/11/22
  • メディア: コミック

第24位 グレイプニル

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着ぐるみに変身できるようになった少年と、その着ぐるみの中に入って敵と戦う少女のお話。
男性の中に女性が入るという非常に性的なモチーフがそそる。
ポップな絵柄と裏腹に、殺し合いが血なまぐさいという点も高評価。
あと妙にお色気シーンがいい感じ。

第25位 モンキーピーク

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会社のレクレーション登山に参加したらナタを持った猿に襲われて大変な目に遭うお話。
すぐに下山したらええやん、と思うけど色々あってどんどん大変な方に転がっていく。
あと猿だけじゃなく社内の人間関係のもつれも絡まって地獄の登山と化してゆく。
山で化物に襲われる話は多いが、襲われる側が集団になるとさらに面白い。
疑心暗鬼になったり責任転嫁したらい思考停止したり、といった人間模様をしっかりと描いているぞ。

モンキーピーク 4

モンキーピーク 4

第26位 バンデット

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物凄くアクの強い画の漫画。
鎌倉幕府との倒幕戦というあまり描かれていない歴史にスポットした作品。
主人公の石がどこまで成り上がれるのかに期待大。

バンデット(5) (モーニング KC)

バンデット(5) (モーニング KC)

  • 作者:河部 真道
  • 発売日: 2017/12/21
  • メディア: コミック

第27位 鬼滅の刃

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今年も炭治郎はしっかり成長しましたね!
大正時代の空気感の中で人外の鬼と剣で戦う異風血風録。
登場人物のキャラ立ちがよく、覚えやすくて大好き。

鬼滅の刃 9 (ジャンプコミックスDIGITAL)

鬼滅の刃 9 (ジャンプコミックスDIGITAL)

第28位 ORIGIN

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少年ジャンプで「Dr Stone」を連載しながらヤンマガでこっちも頑張るBoichi先生素敵。
サンケンロック時代のような無茶苦茶なストーリー展開は鳴りを潜め、王道の展開で大正解。
バッテリーが切れそうとか、武器がない、といった限定されたシュチュエーションでのバトルが面白い。
やっぱり頭使って勝つのすごく面白いよね。

第29位 その「おこだわり」、俺にもくれよ!!

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最近、一気に知名度を上げた感がある清野とおる先生。
クセのある絵も慣れれば中毒性のある愉快な絵柄にしか見えなくなる不思議。
高水準で安定して面白いネタを持ってくるすごい人。

第30位 おはようサバイブ

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少年マガジンで連載された怪作にして迷作。2017年にこの作品があったことを忘れてはいけない作品。
絶滅しかけの日本でのサバイバル作品になるのかと思いきや!
未感染者の争奪戦と子種の奪い合いが錯綜し、なぜか高須先生にそっくりなキャラも登場してめちゃくちゃになり打ち切りへ。
マガジン特有の早い展開にしようとしたせいか、軸がブレにブレた怪作になってしまったが、作者がやけくそにさえならなければと思える作品。
ぜひ次作は丁寧に漫画を書ける環境で連載していただきたく。
作者は前原タケル先生です。覚えましたか?前原タケル先生ですよ!

www.shonenmagazine.com


という感じのBest30でございました。
何か昔は俺の面白いと思った漫画は絶対外さないぜとか思っていたけど、人の好みは色々あるなあとしみじみ思います。
ただやっぱり人の選んだベスト○○ってのは面白いよね、程度の参考にしてもらえたら嬉しいなあ。

おしまい。

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